NGO神戸外国人救援ネット NGO Network for Foreigners' Assistance KOBE

ご報告とお願い

困窮する日本語学校留学生に食糧支援を実施

困窮する日本語学校留学生に食糧支援を実施

神戸には、外国からの留学生が日本語を学ぶ日本語学校が20校以上あリます。留学生達のほとんどは、レストランやコンビニエンスストア、工場などで法律で認められている週28時間を上限に働き、生活費を稼ぎながら学校で日本語を学んでいます。ベトナム、ネパール、バングラディシュ、ミャンマー、インドネシアなどからの留学生達です。

コロナ禍の二年間、入学手続きを終えても日本に入国をできなかった留学生が、入国制限が緩和されたことで、一気に来日し、ほとんどの日本語学校が留学生で溢れかえっています。

ただ、日本に来たばかりの留学生は、日本語が十分にできないことから、レストランやコンビニエンスストアなどで働くことはまだ難しく、工場など限られた就労場所しかありません。しかし、2年分の留学生が一気に入国したことで、工場でのアルバイトも空き待ちの状態で、なかなかアルバイト先が見つかリません。今は貯金を取り崩して、なんとか生活を続けています。

こうした留学生達の生活を支援するため、NGO神戸外国人救援ネットではFMわぃわぃと協力して緊急食糧支援活動を7月から実施しています。

第1回の食糧配布は8月31日に、神戸国際コミュニティセンター(神戸市長田区)で実施しました。多くの方々から寄付して頂いた米140キロ、乾麺477袋、カップ麺280個、その他食品を神戸市長田区内5校の日本語学校の留学生達に渡すことができました。配布時の混乱を避けるために、日本語学校を代表して学校の教職員の方と留学生が受け取りに来られ、それぞれの学校で留学生達に食糧を分けてもらいました。実施団体のNGO神戸外国人救援ネット、FMわぃわぃだけでなく、神戸国際コミュニティセンター、長田区役所、インドネシア人留学生協会神戸支部の方々にも食糧配布を手伝っていただきました。

受け取りに来た何人かの留学生と話をしたところ、「ホント、バイトがなくて困っています」という声が異口同音に寄せられ、「とても助かります。ありがとうございます」という感謝の言葉を頂きました。お心を寄せて頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

その後、日本語学校への聞き取りをしたところ、留学生の日本語修得が進むにつれ、少しずつアルバイト先が見つかりつつありますが、仕事に就くことができた留学生の数は日本語学校によっても差があるため、食糧寄付の受付を延長し、年内にもう2回の食糧配布をすることにしました。

引き続き、地域社会で暮らす日本語学校の留学生に届ける米、乾麺(カップ麺、インスタント麺など)の寄付をお願いします。



NGO神戸外国人救援ネット・ニュースNo.72より
日比野純一(FMわいわい)
配布する食糧
お米、乾麺(カップ麺、インスタント麺)に限る
配布する対象者
困窮する日本語学校の留学生
食糧寄付の送り先

NPO法人エフエムわいわい

〒653-0052
神戸市長田区海運町3-3-8
たかとりコミュニティセンター内
電話078-737-3196(水、金、土 10:00~18:00)

★送料は元払いでお願いします。

★ネットショップなどで、送り先を直接「NPO法人エフエムわいわい」にご指定くださっても結構です。

配布する対象者
困窮する日本語学校の留学生
食糧の配布について
神戸市長田区内の神戸国際コミュニティセンターで配布予定
お問合せ先
NGO神戸外国人救援ネット
〒650-0004
兵庫県神戸市中央区中山手通1-28-7
電話078-271-3270(月・水・金 10:00~18:00、土・日9:00~17:00)
Eメール:gqnet@poppy.ocn.ne.jp

(2022年11月8日 更新)

<< 前のページに戻る